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2010年03月31日

御巣鷹山へ

きっかけは「レディ・ジョーカー」(髙村薫)
グリコ・森永事件について・・実はよく知らなかったのです。
真相が知りたくなりネットで調べているうちに
御巣鷹山にも関心がシフトしていきました。

1984年春~のグリコ・森永事件
1985年8月12日の日航ジャンボ機墜落事故

同時期に起こった大きな事件と事故を
私はそれほど関心を持たずに来てしまった。25年も。 !!!


日航ジャンボ機墜落事故については、本も多く出版されているのですが、どれから読めば良いのか・・
なかなか手がつかずにいたところへ、zuzuちゃんが偶然「クライマーズ・ハイ」を送ってきました。

それで、最初は「クライマーズ・ハイ」横山秀夫から。
こちらは小説ですのでとっかかりにちょうどよかったとZUZUちゃんに感謝。

次に事故の全体をまず知るために
「墜落の夏ー日航123便事故全記録」吉岡忍
事故から1年後に出版。
吉岡忍による様々な角度からのレポートは、精力的で良質なノンフィクションです。
事故に関わった様々な立場の人に思いをはせることができるようになったのはこの本のお陰です。

次は事故現場に近づくために
「墜落遺体」飯塚訓
飛行機が山に墜落するということが、どんなに凄惨なことか。
遺体の収容・検死・確認捜査など、遺族のもとに遺体が帰るまでの現場の記録。
真夏の40度近い体育館で不眠不休の作業に徹した医師・看護師・警察官たち。
想像を絶するその仕事は、けれど人間だからできることなのだと思います。

それから今読んでいるのが
「御巣鷹の謎を追うー日航123便事故20年」米田憲司
文章が非常に端的で読みやすく、
資料・根拠の提示が明快で分析に優れている、
ジャーナリストによる優れた事故(長期)検証記録。
この事故について関心を持ったら必ず読むべき一冊。
事故の真相究明は今日を生きる私たちの願いだと思う。


多くの関連本の中から選んで読んでいますが、読む順番も肝要かもしれません。
毎晩ベッドの中で、一歩一歩御巣鷹山に近づいています。


次は
「茜雲 総集編―日航機御巣鷹山墜落事故遺族の二〇年」
遺族に会いに行く気持ちでページを開きたいと思います。







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Posted by まあやん at 15:37│Comments(0)
 
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