2012年03月24日
ゴーストライター
「ゴーストライター」 監督:ロマン・ポランスキー 原作ロバート・ハリス 音楽アレクサンドラ・デスブラ
出演ユアン・マクレガー ピアーズ・ブロムナン キム・キャトラル オリヴィア・ウィルアムズ
フランス=ドイツ=イギリス 2010年
ポランスキー健在!出来栄えよろしく
最後まで緊張感と謎解きのバランスで魅せられます。
ところで
ラング首相のモデルはブレア元英国首相、であるらしい。
ということはブレア元首相の妻は○○○だったのか?!
映画館で混乱気味の私でした。
(予習をしてから観た方がよかったかも)
復習をして分かったことは
映画「ゴーストライター」が事実に基づいているかどうかは肝心なことではないということ。
この作品は「スパイスを絶妙に聞かせた超一流の皮肉!!!」なのです。
何を皮肉っているかと言うと⇒アメリカとイギリス
イラクに無理やり軍事侵攻したアメリカ(ブッシュ政権)
それに同調し‘アメリカの犬’とも言われたイギリス(ブレア政権)
(日本は?ポランスキーにとっては皮肉の対象にもならないということでしょうか)
(嘘っぱちの)大義名分を掲げる政治や経済には
表には出ない黒いゴーストたちが、脚本を書いている。
・・ ・・ ゴーストを引っ張り出せ!
とにかく、よくできている映画です。
①最初はスリリングな展開を追いながら、映像や音楽、演出を楽しむ。
②復習をしながら友達と語る。映画談議でも政治談議でもスキャンダルネタでもこと欠きません。
③もういちど細部に注目しながら観る。大小張り巡らされた伏線をチェック。主人公のイギリス人ならではのしぐさや言い回しをチェック。脇役にも注目。演出の意図を分析。
④なんならビデオで2,3人で検証しながら観る。
何度も美味しそう。さすがはポランスキーだね。
Posted by まあやん at 17:33│Comments(0)
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